Googleマップで業者を探すお客さんにとって、口コミはとても大きな判断材料です。いい仕事をしているのに口コミが数件しかない、という職人さんは少なくありません。原因の多くは「頼んでいないから」です。満足したお客さんでも、自分から口コミを書こうと思う人はそれほど多くないからです。
この記事では、押しつけにならずに口コミをお願いする方法を、そのまま使える言い回しの例とあわせて紹介します。
口コミが集まらないのは頼み方の問題が大きい
口コミが少ない理由として、よく次のようなことが挙げられます。
- お客さんが、口コミを書けることを知らない
- 書こうと思っても、どこから書けばいいか分からない
- 工事が終わってしばらくたつと、忘れてしまう
- 職人さんの側が「頼むのは気が引ける」と遠慮している
どれも、仕事の出来とは関係ありません。つまり、頼み方とタイミングを工夫するだけで、状況が変わる余地があるということです。
頼むのにちょうどよいタイミング
一番おすすめなのは、工事が終わってお客さんが仕上がりを見て喜んでいるその場です。「きれいになったね」「ありがとう」と言ってもらえたときは、お願いしても自然に受け取ってもらえます。
その場で頼みにくい場合は、代金の入金を確認したお礼の連絡のときや、後日の点検で顔を合わせたときもよい機会です。反対に、工事が終わって何週間もたってから突然お願いすると、お客さんも「何のことだったか」となりやすいので、できれば一週間以内を目安にしましょう。
その場で使える声かけの例
口頭でお願いするときは、短く、断りやすい言い方にするのがコツです。たとえば次のような言い方があります。
「今日はありがとうございました。もしよかったら、Googleマップにひとこと感想を書いていただけると、とても励みになります。お時間のあるときで大丈夫です。」
「うちは紹介と口コミで仕事をいただいているので、もし今回の仕事に満足していただけたら、Googleに書いてもらえると助かります。無理にとは言いませんので。」
ポイントは、「満足していただけたら」「無理にとは言いません」と、断る余地を残しておくことです。「星5つでお願いします」のように評価の中身を指定するのは避けましょう。
お礼カードの文面例
口で言うのが苦手な方は、名刺サイズやはがきサイズのカードを用意して、工事の後にお渡しする方法もあります。口コミを書くページを開ける二次元コードを印刷しておくと、お客さんはスマホをかざすだけで書き込み画面に進めます。
このたびはご依頼いただき、ありがとうございました。
仕上がりはいかがでしたでしょうか。
もしよろしければ、Googleマップにご感想をお寄せください。
よかった点も、気になった点も、今後の仕事の参考にさせていただきます。
(右の二次元コードから書き込めます)
「気になった点も」と書いておくと、良いことだけを書いてほしいという印象がやわらぎます。書き込み用の二次元コードは、Googleビジネスプロフィールの管理画面から口コミを頼むためのリンクを取り出して作れることが多いです(画面の場所は時期によって変わります)。
やってはいけない頼み方
口コミを書いてもらう見返りに、値引き・商品券・粗品などを渡すことは避けてください。Googleの口コミに関するポリシーでは、対価と引き換えに口コミを求めることや、内容を操作するような口コミ集めは認められておらず、違反になり得ます。違反と見なされると、口コミが消されたり、表示に制限がかかったりするおそれがあります。
ほかにも、次のような行為は信用を落とす原因になります。
- 家族や知人に、実際には頼まれていない工事の口コミを書いてもらう
- 高い評価をつけてくれそうなお客さんだけに頼み、不満がありそうな人を避けるよう仕組みを作る
- その場でお客さんのスマホを預かって、職人さんが代わりに書く
Googleの規約は細かく変わることがあるので、気になる場合は公式の案内を一度確認しておくとよいでしょう。正直な口コミを地道に積み上げるのが、結局は一番の近道です。
口コミの数が少ないうちは焦りがちですが、一件ずつ本物の声が増えていくことの方がずっと大切です。
もらった口コミへの返信も大切
口コミをもらったら、できるだけ返信しましょう。返信は書いてくれたお客さんへのお礼になるだけでなく、これから依頼を考えている人が「この職人さんはどんな人か」を知る手がかりにもなります。
厳しい内容の口コミがついたときも、感情的にならず、事実の確認とお詫び、今後の対応を短く書くのが基本です。丁寧な返信は、見ている人にはかえって好印象につながることもあります。
まとめ
口コミが増えない一番の理由は、お願いしていないことです。仕上がりを喜んでもらえたその場で、短く断りやすい言葉でお願いする。口で言いにくければカードを渡す。そして、見返りを渡して頼むことはしない。この三つを守れば、無理なく口コミを増やしていけます。
職人ウェブでは、いただいた口コミをもとにした1ページの試作を無料でお作りしています。口コミがたまってきたら、それを活かしたページがどう見えるか、一度ご覧になってみてください。