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ホームページの選び方

一人親方のホームページの作り方|職人が自分で作る5つの手順とチェックリスト

2026-10-06 文:職人ウェブ

「ホームページくらい自分で作れるんじゃないか」と思って、夜にスマホやパソコンを開いてみたものの、何から手をつければいいか分からず止まってしまった。そんな職人さん・一人親方は少なくありません。

今は、専門の知識がなくても使える作成サービスがいくつもあり、自分で作ること自体は十分にできます。つまずくのは操作よりも、「何を決めて、何を載せて、どの順番で進めるか」のほうです。

この記事では、職人さんが自分でホームページを作るときの流れを、5つの手順に分けてまとめました。載せる項目のチェックリストと、つまずきやすいところ、人に頼んだほうがよい場合の目安もあわせて紹介します。費用の比べ方はホームページ費用の相場、無料サービスの注意点は無料ホームページ作成サービスで職人が困りやすいことにまとめているので、ここでは「作る手順」に絞ってお話しします。

自分で作る前に決めておく3つのこと

いきなり作成サービスに登録すると、型選びや色選びで時間が溶けていきます。先に次の3つを紙かスマホのメモに書いておくと、そのあとの作業がぐっと速くなります。

1 誰に、何の仕事を頼んでほしいか

「外壁塗装も屋根も内装もやります」と全部並べるより、「戸建ての外壁・屋根塗装が中心」のように、一番頼んでほしい仕事を1つ決めておきます。ページの一番上に何を書くかが、これで決まります。

2 どの地域から依頼を受けるか

お客さんは「地域名+業種」で探すことが多いので、対応できる市町村名をはっきり書けるようにしておきます。車で何分まで、どの市までなら行けるかを決めておきましょう。

3 連絡はどれで受けるか

電話、メール、LINEなど、現場中でも返事ができる方法を選びます。全部載せるより、確実に返せるものを1〜2つに絞ったほうが、取りこぼしが減ります。

この3つは、Googleマップの登録や名刺づくりにもそのまま使えます。屋号がまだ決まっていない方は、先に屋号を決めておくと、このあとのドメイン選びもスムーズです。

手順1 ホームページの住所(ドメイン)を決める

ドメインとは、「○○.com」「○○.jp」のような、ホームページの住所のことです。作成サービスの無料の範囲では、サービス名が入った長い住所になることが多く、自分の屋号だけの住所(独自ドメイン)は、別に取得して毎年の使用料を払うのが一般的です。

独自ドメインを取るかどうか

名刺や車、チラシに住所を印刷するつもりなら、独自ドメインにしておくと後で困りにくくなります。作成サービスを乗り換えても、同じ住所を使い続けられるからです。逆に、まずは試しに作ってみたいだけなら、最初はサービスの無料の住所で始めて、形になってから独自ドメインに切り替える方法もあります。

名前の付け方のコツ

.com と .jp の違い

種類取れる人ひとこと
.com など誰でもなじみがあり、選べる名前が多い
.jp日本国内に住所がある個人・団体日本のお店だと伝わりやすい
.co.jp日本で登記した会社(1社につき1つ)個人事業主は取れない

種類よりも、覚えやすく、屋号と結びつく名前を選ぶことのほうが大事です。取りたい名前が .com で埋まっていたら .jp を探す、くらいの考え方で十分です。

独自ドメインは、更新(毎年の支払い)を忘れると使えなくなり、他人に取られてしまうこともあります。自動更新に設定し、登録したメールアドレスとログイン情報は必ず控えておきましょう。

手順2 作り方(作成サービス)を選ぶ

自分で作る方法は、大きく分けて2つあります。

作成サービスWordPress(ワードプレス)
どんなもの見本の型を選び、文字と写真を入れ替えて作る(Wix、Jimdo、ペライチなど)レンタルサーバーを借りて、ホームページ用のソフトを入れて作る
始めやすさ登録すればすぐ作り始められるサーバーやソフトの設定が必要
自由度型の範囲内で作る高いが、そのぶん覚えることが多い
手入れサービス側がやってくれる部分が多いソフトの更新などを自分でする必要がある

パソコン作業に慣れていない職人さんが、仕事の合間に1ページ作るなら、作成サービスのほうが向いています。料金や使える機能はサービスごとに違い、よく変わるので、申し込む前に必ず各サービスの公式ページで最新の内容を確認してください。

選ぶときに見ておきたいこと

迷ったら、無料の範囲で2つくらい試しに触ってみて、自分が操作しやすいほうを選ぶのが確実です。

手順3 載せる内容を、この順番で並べる

職人さんのホームページは、何ページも作る必要はありません。スマホで上から下へ読んでいくと話がつながる、縦に長い1ページで十分です。お客さんが知りたい順に並べると、次のようになります。

  1. 何屋さんで、どこの地域か:一番上に「○○市の外壁塗装」のように、仕事と地域をひと目で分かるように書く
  2. 施工写真:できれば作業前と作業後を同じ位置から撮ったもの
  3. できる仕事の一覧:よく頼まれる作業を3〜6個に絞って、ひと言ずつ説明
  4. 料金の目安:税込みかどうか、金額が変わる条件(広さ・高さ・部品代など)もあわせて
  5. 代表のあいさつ・顔写真:経歴、資格、仕事で大事にしていること
  6. お客さんの声:Googleマップの口コミなど、実際にいただいた声
  7. 依頼の流れ:問い合わせ→現地確認→見積もり→作業→支払い
  8. よくある質問:見積もりは無料か、土日も来てもらえるか、など
  9. 連絡先:電話・LINE・メールのボタン、受付時間、対応エリア

電話番号のボタンは、一番下だけでなく、ページの途中にも置いておくと、読み終わる前に連絡したくなった人を逃しません。

載せる項目のチェックリスト

施工写真に、お客さんの家の表札や車のナンバー、周りの家がはっきり写っていないか確認しましょう。載せる前にお客さんに一言ことわっておくと、あとでもめずに済みます。

手順4 スマホで見て直す

職人さんを探すお客さんの多くは、スマホで見ています。パソコンの画面で作っていると、スマホで開いたときに文字が小さすぎたり、写真が切れていたりすることがあります。作業の区切りごとに、必ず自分のスマホで開いて確認しましょう。

スマホで確認するポイント

自分のスマホだけでなく、家族の機種でも見てもらうと、画面の大きさの違いによる崩れに気づけます。年配のお客さんが多い仕事なら、文字は少し大きめにしておくと親切です。

人に読んでもらう

自分で書いた文章は、専門用語が混ざっていても気づきにくいものです。家族や知り合いに「これを見て、頼みたくなるか」「分からない言葉はないか」と聞いてみてください。「ケレン」「コーキング」のような言葉は、お客さんには通じないことがあります。

手順5 Googleマップとつなぐ

ホームページは、作っただけではなかなか見つけてもらえません。地元のお客さんの入口になりやすいのが、Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)です。

  1. Googleビジネスプロフィールに登録する(まだの方はGoogleビジネスプロフィールの登録方法を参考に。自宅住所を出さずに登録する方法もあります)
  2. プロフィールの「ウェブサイト」欄に、作ったホームページの住所を入れる
  3. ホームページ側にも、屋号・電話番号・対応エリアを、Googleマップと同じ表記で書く
  4. ホームページに、Googleマップの口コミを紹介する(口コミのページへのリンクを置くのも手です)

あわせて、名刺・LINEのプロフィール・紹介サイトの店舗情報など、ほかの場所にもホームページの住所を載せておきましょう。

Googleが無料で提供している「Search Console(サーチコンソール)」に登録すると、自分のホームページがどんな言葉で検索されて表示されたかを確認できます。余裕が出てきたら試してみてください。

自分で作るときにつまずきやすいところ

型選びと色選びで止まる

見た目にこだわり始めると、何日たっても中身が進みません。型は「写真が大きく出るもの」「上から順に読めるもの」を選んだら、あとは中身を入れることを優先しましょう。色は、車や作業着、名刺の色にそろえると迷いません。

文章が書けない

いきなりきれいな文章を書こうとすると手が止まります。お客さんからよく聞かれることと、それにいつも答えている内容を、話し言葉のままメモに書き出してみてください。それを少し整えるだけで、十分に伝わる文章になります。

写真がそろわない・大きさがばらばら

ホームページ用に新しく撮るより、これまでスマホにたまった写真から、明るくて作業の前後が分かるものを選ぶほうが早いです。横向きか縦向きかをそろえるだけでも、見た目がかなり整います。

公開したあと放置してしまう

繁忙期に入ると更新が止まりがちです。「月に1回、施工写真を1枚足す」くらいの小さな決まりを作っておくと、続けやすくなります。電話番号や営業時間、料金が変わったときだけは、すぐに直しましょう。

ログイン情報が分からなくなる

ドメインと作成サービスは、別々のIDとパスワードになることがあります。どのメールアドレスで登録したかも含めて、1か所にまとめて控えておきましょう。

人に頼んだほうがよい場合の目安

自分で作るのは、お金がかからず、思い立ったときにすぐ直せるのが良いところです。一方で、次のような場合は、人に頼むことを考えてもよいかもしれません。

判断に迷ったら、「自分がかける時間」を数えてみてください。作るのに何十時間もかかるなら、その時間で現場に出たほうがよい場合もあります。頼む場合は、冒頭で紹介した費用の記事で、数年間の総額と作った後の手入れまで含めて比べてみてください。

まとめ

職人さんが自分でホームページを作るときは、先に「頼んでほしい仕事・地域・連絡方法」を決め、ドメイン、作成サービス、載せる内容、スマホでの確認、Googleマップとのつなぎ込みの順に進めると迷いにくくなります。凝った見た目より、何屋さんでどこの地域か、写真と料金の目安、連絡先がそろっていることが大事です。

まずは自分で作ってみて、時間が取れないと感じたら人に頼む、という順番でもかまいません。比べる材料として、ホームページを先に1ページ無料で試作するサービス(無料試作)もあります。

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